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「ソボクは私のまた違うデビュー作だ」韓国の映画誌シネ21発!イ・ヨンジュ監督インタビュー

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みなさま アンニョンハセヨ(2回目)
ソボク関連で、残しておきたいインタビューがあって、連投シマス^^

実は、韓国で映画ソボクが公開されてすぐ。
映画専門誌「シネ21」が、イヨンジュ監督インタビューを ウエブ記事で公開してくれたんですけどネ。

これがまた。ソボクを観た方には なかなか興味深い記事で…
このブログにも 残しておかねば… と思ってた記事だったんですよ (^-^;

ボゴミの話はあまり出てこないのだけど…
映画「ソボク」が好きな方に おすすめです。よかったら ご一読くださいww

※若干ネタバレしてるので、未見の方はご注意ください※

 

 

シネ21
「徐福」イ·ヨンジュ監督-<徐福>は私のまた違うデビュー作だ。


写真提供 CJ ENM

韓国ドラマ『不信の地獄』(2009)で平凡ではない新人監督の登場を知らせ、『建築学概論』(2012)で評論家と観客から同時に愛されたイ·ヨンジュ監督が9年ぶりに三作目の映画『徐福(ソボク)』を完成させた。

『徐福(ソボク)』は人類初のクローン人間であり、死なない存在であるソボク(パク·ボゴム)と死を控えたミン·ギホン(コン·ユ)の同行を通じて人間の欲望と恐怖を語る。 クローン人間という素材と160億ウォンを超える制作費のため、SFブロックバスターと思われがちだが、<徐福(ソボク)>は実はジャンル規定が無意味な映画だ。

イ・ヨンジュ監督も、映画がSFだけに定義されることを警戒した。 『徐福(ソボク)』で伝えたかったことは何だったのか、イ·ヨンジュ監督に尋ねた。

-『建築学概論』が公開されて9年が過ぎた。 3本目の映画を出すまで、なぜこんなに長い時間がかかったのか。

=私も分からない。 周りから、『このようなスピードで次の映画を作れば還暦を迎える』と言われているんですが…(笑)。 思えば『建築学概論』の興行が毒になっていた。 プレッシャーが大きすぎた。 もちろん、映画がヒットして幸せだったが、あまりにも褒めてくれるから次の映画をもっとうまく撮らなければならないという負担が大きくて、下手に次期作を決めることができなかった。

少し遅い年で映画界に足を踏み入れたし、監督になれるかという恐れを抱いて『不信地獄』でデビューし、それに『建築学概論』で興行まで行ってからは少し目標を失ったような状態でもあった。 そして2013年に『徐福(ソボク)』のアイテムを手にし、2016年に初稿が出版された。 初稿が出るまでのその3年間は本当に大変だった。 2013年からチョ·ミンソク作家と一緒に草稿を書いたが、その時間が長かった。

-ホラー映画(<不信地獄>)、メロ映画(<建築学概論>)、そしてSF(<徐福>)まで、今まですべて違うジャンルの映画を作ってきた。

=新たな試みへの恐怖心よりも楽しさが大きかった。 やったことがないジャンルだから、 気になったし。 『徐福(ソボク)』の時はアクションやCG、特殊効果、大きな美術、大きなセットのような作業をしてみたかった。

『徐福』のジャンルは死後の判断であるという側面もある。 今よりも「ダーク」になれば恐怖になり得るし、一時はスパイ劇の感じが強いシナリオもあった。私にはジャンル的接近ではなく、ソボクとキホンの関係が重要な映画だった。

-「徐福(ソボク)」の出発点になった最初のキーワードは何だったか。

=キーワードは「恐怖」。 一文にすると有限な人間の失敗談。 少し拡張すれば無限を夢見る有限な人間の失敗談。 最初に企画した時は、ソボクの名前もソボクではなく、最初の設定は預言者だった。 未来を知っている預言者、そして未来を恐れて未来を知りたいミン·ギホン。 ところが、この設定ではシナリオがうまくいかなかった。

また最初のキーワードに戻って考えを解いていった。 最も基本的な恐ろしさは何か。 それは死ではないか。 それでは死なない人間と死を控えた人間。 じゃあ クローン人間? このように話が発展した。 重要なのは人間の恐ろしさという概念だった。

-投資段階やキャスティング過程では主にどんな話を聞いたか。 スペクタクルなアクションやビジュアルではなく、人物たちの感情に重点を置いた落ち着いたトーンがかえって監督の果敢な選択ではなかったかと思うのですが…。

=話が暗いという話はあった。 CJエンターテインメントと共同制作したが、当時、CJの担当者は、「暗くて好きだ」と話した。 それで一緒に作ることにした. 当初の狙いや方向性を認めるところと共にしたかったし、それがCJだった。

暗いトンネルを通っている時だからか、妙にその時は暗い情緒の映画を撮りたいと思った。 あまりにも明るい映画が強制されることに対する拒否感もあったし、どっちつかずの選択をして崩れる場合も周囲で多く見られた。 もちろん制作費の規模が大きかったため、その負担から自由ではなかった。 それは監督として甘受しなければならない部分だったし、どのように映画的にうまく突破できるかを悩んだ。

映画を作って損益分岐点を越すことが重要で、多くの方々に映画を楽しんでもらいたいという願いが確かにあるが、映画に対する私の最終的な願いは長く残って膾炙する映画を撮ることだ。 映画にするに値する意味のある映画を作り続けたいし、<徐福(ソボク)>もそのような気持ちで作った。

-映画の時代的背景は現在だが、未来の時制である必要がないと思った理由は何か。

=シナリオを書きながら関連分野のリサーチもたくさんして、専門家の話も聞いたが、誰か言った。 今も世界のどこかで秘密裏にクローン人間実験をしているかも知れないと。 技術の裏づけがないからではなく、国際法のためにクローン人間をつくることができないのかもしれない。 映画はその実験が韓国で秘密裏に行われ、実験が成功したと仮定して始まった。

-映画を見て<ネバーレットミーゴー>の落ち着いた情緒も浮び上がったし、クローン人間の運命を語るという点では<アイルランド>や<ブレードランナー>も思い浮かんだ。 –準備過程でインスピレーションや影響を受けた作品があれば…。

=物語の原型は『フランケンシュタイン』に似ているかと思った。 <ネバーレットミーゴー>は昔から好きだった作品だ. ただし<ネバーレットミーゴー>や<アイルランド><ブレードランナー>と違うところは、これらの映画はクローン人間が主人公だが、<ソボク>はクローン人間ソボクを眺めるミン·ギホンが主人公ということだ。

そして、ソボクはクローン人間というより人間を超越した存在で、死なず、人間が持っていない能力を持っているため、人間が把握できない存在に近い。 ギホンはそんな存在に救われるが、僕にはこの設定が重要だった。

なぜなら、ギホンがまさに僕だったし、ギホンが観客の視線の代わりになることを望んだからだ。 永生を生きる存在の苦悩より、それを見つめながら自分の恐ろしさを直視して救われる人間の話に集中した。

-キャスティングについては、監督が意地を張った部分もあるか。 例えばパク·ボゴムとコンユでなければならないとか。

=コン·ユとパク·ボゴムをキャスティングするというが、当然異論はなかった(笑)重要なのは俳優たちの意思だった。 そのため、私に「どうして二人をキャスティングしたのか」と聞く代わりに、コンユとパクボゴムに「どうしてこの作品を選んだのか」と聞いてみなければならない。 キャスティングは『建築学概論』の時が非常に難しく、それに比べると『徐福(ソボク)』はキャスティングが平坦に行われた方である。

-両俳優がよく似合うという確信はいつもったか。

それはただ感じられることではないか。(笑)

-それぞれ魅力があるが、一緒に演技した時の化学作用は良くも悪くもあるから。

=作っていくんだ、現場で。 確信を持って現場には行かない。 ただコン·ユさんは、「常に安定した演技を見せてくれる上、何よりも、良い俳優以前に良い人だ。 ボゴムさんは、集中力が優れた友人だということをテスト撮影しながら知り、礼儀正しく、演技も上手だったので申し分なかった。 そして、互いに努力した。 映画の現場とはそのようなものだ。 『建築学概論』でスジとイ・ジェフンが最初からそれだけ似合うかどうか分からなかったように。 そういうのが監督としての至福のような気もする。

-権力を乱用する国家、金さえあれば何でもできると考える企業、倫理性を失った研究者たちがみな映画の悪者と言えるが、中でもチョ·ウジンが演じる情報局のアン部長は最初から最後まで突っ走る悪役だ。

=ソボクを眺めるいくつかの視線があるが、ギホンにとってソボクは自分を生かす存在で、アン部長にとってソボクは人類の滅亡をもたらし得る存在であり、自分の死をも促す人物だ。 また、ソイングループのキムチョンホ会長は、「ソボク」を通じて神の権力を得ようとし、イム·セウン博士(チャン·ヨンナム扮)は、息子が恋しくてソボクを創造したが、苦しむ。

ソボクはこのような人物に囲まれているが、アン部長の場合、単なる悪者でなかったらよかった。 ソボクが存在してはならない理由、すなわちアン部長の論理に人々が同意することを望んだ。 生きようとする人間の欲望のために人類が滅亡するという論理だ。 そのためアン部長が話の重要な一軸だった。

-水のイメージがよく登場する。 造船所の内部にソイングループの研究所があり、ソボクの実験室の背景も海で、キホンのトラウマも水と関連がある。

=まず水は生命と死のイメージを両方持っている。 シナリオを書く時、「水のイメージ」が初めて入ったのは、ギホンのファンタジーシーンだった。 ギホンが乗っていた車が水に落ち、大海原に一人で浮かんでいるギホンの悪夢ファンタジー。 そのイメージが映画にふさわしいと思って、積極的に水と海のイメージを取り入れた。

-初めて実験室の外に出たソボクが市場で服を買う場面があるが、黄色と赤の原色の服を買う。 「追われる立場に、あまりにも目立つ服を 選んだんじゃないかと思ったんですが…

=チョ·サンギョン衣装監督の意見が妙に説得力があった…。 まず、地方の市場という点で、原色の服が多いと思ったし、エンディングでソボクが着る服との対比になればと思ったし、何よりもソボクが初めて自ら選んだ服だという点が重要に考慮された。 ソボクの心理を反映した服と言えるだろうか。

わくわくして興奮して子供に帰ったようなソボクの気持ちを反映した服。 そんな格好で秘密裏に行ってカップラーメンも食べていたが、その時がソボクが一番赤ちゃんのような姿を見せてくれる時だと思った。

-ソボクが超能力を爆発させる最後の大規模アクション場面はプロダクション自体が手強いだろう。

=とてつもなく難易度の高い作業だった。 美術も、CGも、特殊効果も。 エンディングのその場面だけを20回ぐらい撮った。 また、「夜」の撮影なので、昼夜が変わったまま、ずっと暮らした。 日程上、その撮影を序盤に撮るしかなかった。 映画で一番難しい場面を先に撮ってから、皆が一丸になった感じだった。

大きなシンクホールは場所を分けて写した。 造船所の土地を掘ることはできないので、造船所では描いた背景を当てて撮り、別のところに土地を掘って撮った後、合成する方法で…。 この場面を撮ったら少しは大人になったような気がした. (笑)

-『不信地獄』『建築学概論』と比較して、『ソボク』はどんな意味を持つ映画として残るか。

=『建築学概論』の時もそんな話をしたことがある。 <不信地獄>は監督にならせてもらった映画で、<建築学概論>はこれまでの恨みを晴らした映画であり、必ず撮らなければならない映画で、次の映画は私の真のデビュー作になるのではないかと思う。 監督としてデビューしてから、どうしても言いたかったことを話してから初めて作った映画だという点で、『ソボク』は私のもう一つのデビュー作だと言えるだろう。

-4本目の映画は長くかからないことを望むが、次の映画の締め切り期限を予め決めておくのはどうか。

=ポン·ジュノ監督がメールを送ってきた。 「来年は撮ろう」と。 できるかどうか分からないが、「はい」と答えた。 (笑)

著:イ·ジュヒョン 原文サイトはこちら

 

今回も ものすごい長文… みなさま 大丈夫でしたか?(^-^;

すでに長文すぎるので 私の感想は割愛するのだけど…
ひとつだけ。

ソボクをこの世に出すまでに ものすごい長い時間がかかったわけだけど…
一度 ボゴミにも、コンユ兄にも 断られたけどくじけず 交渉した監督…ほんとにすごかったw

そのへんの話は 同じく シネ21の ボゴミとコンユ兄インタビューに。
たくさん話が出てくるので… 未見の皆様 こちらをご活用くださいませ^^

ボゴミのシネ21インタビュー 
>> 未公開カットも登場!シネ21×パクボゴム「徐福」単独インタビュー全文和訳

>> 「パクボゴムさんは驚くほど誠実」シネ21記者の”入隊前最後のインタビュー秘話”

コンユ兄のシネ21インタビュー 
>>「初共演したパクボゴムとの相性は…」コンユ×シネ21「徐福」インタビュー|全文和訳

 

 

最後に シネ21から公開された 秘蔵映像をもう一度おいときますネ♪

 

あぁもう この組み合わせ サイコーだー (/ω\)w
(また みたい~~~)

 

ここまでご覧くださりありがとうございました(〃▽〃)ポッ

 

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